今回はそんなThinkific(シンキフィック)について、調査した結果をご報告していきます。
オンラインコース立ち上げたい企業の方に向けて、構築のお手伝いをさせていただいた件数が一番多いのがThinkific(シンキフィック)なのと、海外SaaSの面白さ・魅力にはまったきっかけがThinkific(シンキフィック)だったという事から一番自分の中で想いが強いプラットフォームなのは間違いありませんが、レビュー等々は他SaaSと偏見なき視点でお届けしますので、ご安心ください。
Thinkificが2024年1月10日に発表した2024年オンライン学習トレンドレポート(アメリカにおいて2,500 人以上を対象にアンケート調査を実施)によると、92% の人が月に少なくとも 1 時間をデジタル学習に費やしているという結果に。日本国内でも、オンライン学習は普段の生活に自然と取り入れられてきています。
Thinkific(シンキフィック)って何?
Thinkificは、オンラインスクール、オンラインコースを作りたい!と思った個人クリエーターや企業が、簡単に作ることができるプラットフォームです。
Thinkificがこの世界に登場してから10年近く、現在では世界各国で50,000人以上のクリエーターがThinkificを利用してオンラインコースを構築しています。
Thinkificを活用することで、コーディングスキルなどがまったくなくても、独自の Web サイト(オンラインスクール)からオンライン コースを販売することができます。
動画やテキスト、プレゼン資料などのコンテンツを配信。アンケートやテストの作成。ZOOMによるライブでの授業や、生徒や講師間とのコミュニティサイトの構築、生徒の学習状況の管理、Web サイトの構築、販売ページの作成、単発での販売や毎月定額制のサブスプリクションでの講座販売など、オンライン学習において必要な機能がそろっています。
また、Thinkificはアプリ連携ができるので、足りない機能については他サービスと連携することで機能を補うことができるのも大きな特徴です。
Thinkificの主な特徴と機能
Thinkificの特徴の1つは、コースを立ち上げる側だけではなく、生徒が学習するにあたってあったらいいなと思うものを、きちんと取り揃えているという点です。
機能1:高度なクイズ(試験)問題を作成することが可能
生徒の理解度を深めるためや、資格を発行するための判定基準に、クイズ(試験)を実施したい方は多くいるかと思います。
Thinkificでは、選択式の問題を作成することができます。
例えば、この中でリコピンが含まれている野菜はどれか選びなさい。といった問題を出したとします。その際の回答は1個とするか、複数個の回答を選択するか指定することが可能です。また提示する問題もテキストや画像、動画を用いて作成することも可能です。
生徒が回答した後に、もしその答えが間違っていた場合は、ヒントを与えるテキストを表示させることも可能です。(合格点を設定したクイズの場合は、説明を表示させることは出来ません)
Thinkificでは、クイズの質問や回答を一括インポートすることも可能です。Thinkific側でテンプレートが用意されているので、そのテンプレートに添って記入すれば、インポートすることが出来ます。将来的に、他のシステムに移行するという事になった時や、途中で一部の質問を変更したい時に大変役立つので、質問数が多くある場合は、テンプレートを活用してインポートすることをおすすめします。
日本語でインポートが出来るか試してみましたが問題なくインポートすることができました!
クイズは、理解度の把握としてだけ使用するので、合格点は特に決めないといったこともできるし、合格点が必要かどうかを指定することもできます。
StartプランまたはGrowプランの場合は、(他のすべての学習コンテンツも同様)合格点に達しないと、次の章に進めないといった前提条件を設定することもできます。また、Startプラン以上の場合は、クイズを提示する際に毎回ランダム表示させることも出来ます。
ココに注意
ただしこの機能は、完全に防ぐことは出来ないという落とし穴が実はあったりもします。普通にコースプレーヤーだけで学習を進めていたら制御されるんですが、左側にあるチャプター選択画面から次のチャプターを選択した場合は見れてしまうんです。。
あまりここをマスト条件にすることはないかなと思いますが、クイズ(試験)に合格しないと、次のチャプターに進めないように絶対しないといけない。という条件で探している方にはThinkificは合わないなと思います。
機能2:動画以外のレッスンも可能
Thinkificは動画以外のコンテンツもレッスンに組み込むことができます。
例えば、
チャプター1 動画によるレッスン
チャプター2 テキストによるレッスン
といった様に。
では、どんなレッスンが作成できるのかご紹介します。
・ビデオ ーThinkificは無制限で動画をアップロードすることができます。ただ、1ファイルは2GBまでの制限ありです。ここは注意してくださいね。もしファイルサイズが大きい場合は、HandBrakeなどで圧縮するのもおすすめです。(※品質に影響を与えることなく、圧縮させられます)
海外では、オンラインコースのビデオは、なるべくコンテンツごとに区切って生徒が学びたい所をすぐに選べるようにするのが良いとされています。
・クイズ(試験) ーこちらは先ほどご紹介したクイズです。途中でクイズを挟むこともできますし、最後に提示することもできます。
・マルチメディア ーこちらは、Thinkificの外部でホストされている優れたリソースをコースに含めたいが、学生が外部に行くのではなく、コースプレーヤー内にとどまるようにしたい際に、Thinkificのマルチメディアレッスンとして追加することができます。
参考例
・Googleドキュメントのテキストをコースに表示させる
・Googleカレンダーなどの予約ツール(例:別セミナーへの予約などをさせる場合など)
・テキスト ーテキスト、画像、動画を1つにまとめて表示させたい時や、画像とテキストを表示させるなどができます。
・調査(アンケート) ー生徒へアンケートをとることができます。
・PDFー PDFの資料をコースにアップロードすることができます。PDFの資料は、ユーザーがダウンロード出来るようにするか、ダウンロード出来ないようにするか事前に設定できます。
・オーディオ ーオーディオファイルをアップロードできます。
・ダウンロード可能なファイル ーダウンロードさせたいものがあった場合にアップロードすることができます。
・ナレーション付きプレゼンテーション ープレゼンテーション資料をアップロードし、Thinkificのボイスレコーダーを使用し、各スライド資料にあわせて音声を録音することができます。
・Brillium試験 ー時間指定試験、再受験、さまざまな質問タイプなど、より細かいテストを提供したい場合に、Brillium(ブリリウム)と呼ばれる試験専門ツールと統合することができます。※BrilliumはThinkificとは別のサービスの為、別途月額費が発生します)
・ディスカッション ー各カリキュラムごとにディスカッション(コメント)する場を設置することができます。生徒とユーザー間でより深く関係性を構築することができます。
・課題 ー生徒に課題を出すことができます。また生徒は、レッスン内で課題の提出物をアップロードすることができ、講師は管理画面から確認することができます。こちらは、Proプラン以上で利用可能です。
・ウェビナーとライブレッスン ーライブウェビナーを実施することができます。APIで連携できるものはありますが、一番簡単なのはZOOMとの連携です。ZOOMミーティング、ZOOMウェビナーどちらも設定できます。(ZOOMウェビナーの場合は、別途ZOOM側でウェビナープランを契約する必要があります。)こちらは、Startプラン以上で利用可能です。
いかがでしょうか?この様にThinkificは様々なレッスンを作成することができるプラットフォームです。
機能3:様々な販売・マーケティング機能
Thinkificはコースを販売するにあたって、売上げるための機能が充実しています。1つずつ解説していきます。
プライベートコースと隠しコース
Thinkificでは、プライベートコースと隠しコースの設定ができます。※Startプラン以上で利用可能です。
こちらを使用すると、コースにアクセスできるユーザーや、サイトでのコースの表示を制限することができます。
■プライベートコース
プライベートコースは、コースのランディングページは公開したいが、生徒がコースに直接登録できないようにしたい場合に最適な機能となります。
どんな時に使うといいのでしょうか?以下、活用事例をあげます。
コースのコンテンツを作成中だが、リリース前に宣伝を行いたい時
コースの公開をするにはまだ準備段階中でも、リリース前にランディングページを公開して、事前告知はしておきたい
条件にあった生徒かどうか選定を行いたい時
コースに登録する前に、その生徒が登録条件を満たしているかのかを確認するために、コースは登録・購入できない状態にし、まずはメールにて確認を行いたい
プライベートコースに設定したコースに生徒のアクセスを許可する場合は、管理ダッシュボードから手動で生徒を登録する必要があります。
■隠しコース
隠しコースは、コースの情報とコンテンツにアクセスできるユーザーを制御するために最適な方法です。
隠しコースとして設定さ れたコースは、サイトのランディングページにコースカードとして表示されず、コースのランディングページへの直接リンクを使用してのみアクセスでき ます。ランディングページからは、通常どおりコースを購入または登録できます。
どんな時に使うといいのでしょうか?以下、活用事例をあげます。
特定のグループを対象としたコースの時
例えば、コースを非表示にして、会社の一部の対象者の従業員に対して、アクセスさせるようにする
ボーナスコンテンツを提供したい時
コースを購入してくれた人々へのボーナス特典として、無料のコンテンツを提供したい 時に、対象者の人だけが直接リンクを受け取るようにすることができる
コースに前提条件を設置したい時
例えば、応用コース、基礎コースといったコースがあったとして、応用コースを視聴する前に必ず基礎コースを受けないという前提条件だったとしたら、応用コースを隠しコースにすることで、実現させることができる
ココに注意
プライベートコース | 隠しコース | |
ランディングページの表示 | 〇 | 直接リンクを知っている者だけが アクセスOK |
チェックアウトページ | × (手動で生徒を登録する必要あり) | 〇 |
検索エンジン | 〇 | × |
バンドル機能
単発のコースを複数にまとめパッケージ化して販売することができる機能です。※Startプラン以上で利用可能です。
会員制サイトの構築
生徒が継続的にコンテンツにアクセスすることができる様に、サブスクリプション形の会員制サイトを構築することが可能です。※Startプラン以上で利用可能です。
コミュニティページの作成
各コミュニティには、生徒と講師がテキスト投稿やコメントを通じて対話できる専用ページ(Thinkificサイト上)です。
コミュニティはFacebookグループに似ており、コミュニティページへのアクセスは、生徒誰でも参加することが出来る様にするのか、〇〇コース登録者限定にするのか?など、選定をすることができます。
コミュニティには、コミュニティスペースといった仮想ルームを作成することができます。トピックを整理するにはとても便利な機能です。ただし、コミュニティスペースごとにアクセス制限を設けることは出来ません。
※Free、Basic、Startプランは1個のコミュニティ、Growプランは3個のコミュニティ、Expandプランは10個のコミュニティ、Plusプランは無制限で作成可能です。スペースコミュニティは、Freeプランで2個。Basicプランで5個、Startプランで10個、Groweプランで20個、Expand以上で無制限となっています。
コースの一部を無料公開
店舗であれば無料見学会などがあり、契約前にどんな感じで学べるのか?を確認することができますよね。やはり、ユーザーにとって、どの様に教えてくれるのか?というのは事前に知りたい所です。
Thinkificは、無料トライアルか、コースの一部のセクションを無料公開にさせるか指定することができます。セクション1は無料で公開をし、無料コンテンツとして印をつけた以外のセクションを見たい時は、その時に支払いを要求することができます。この機能を上手く活用することで、収益を増やすことができます。
複数の価格設定
Thinkificで設定可能な価格は下記の通りです。
・無料 ー無料トライアルや、特典コンテンツ提供として活用することができます。
・1回限りの支払い ー生徒に1回限りの料金を請求します。オプションで、学生がコンテンツにアクセスできる時間を制限する登録期間を設定することも可能です。
・サブスプリクション/メンバーシップ ーコースコンテンツへのアクセスに対して、学生に月額料金を請求します。メンバーシップサイトを構築したい時に最適です。
・毎月の支払い ー料金を月々の支払いに分割することができます。
※サブスク、分割はStartプラン以上で利用可能です。
クーポン機能
Basicプラン以上でクーポンを発行することができます。
クーポンは、割引%、割引額で設定可能です。また、クーポン有効期限、発行枚数も設定することができます。
ThinkificのタイムゾーンはUTCのみとなっており、その他のタイムゾーンは設定が現時点では出来ません。クーポンの有効期限を設定した場合、日本の日時ではない為、設定した時間と、実際に有効期限がきれるタイミングにズレが生じます。
販売ウィジェット
Thinkificでもサイトを持つことは出来ますが、既にWebサイトを持っていた場合に、Webサイトに配置できるHTMLコードを生成することができます。
ユーザーを既存のWebサイトからThinkificのコースランディングページに訪れさせることができたり、直接チェックアウトさせることができます。
アフィリエイト
プロモーションの1つとして自社アフィリエイトを実施することができます。アフィリエイトを導入することで、宣伝される機会を増やすことが出来るため、結果収益UPへと繋がります。※Basicプラン以上で利用可能です。
基本的なアフィリエイト機能であり、高度なアフィリエイト機能はありません。
支払い
Thinkificは支払い方法として、StripeかPayPalかを選択し、統合させることが出来ます。
通知メール
Thinkificには通知メール機能があります。メールは有効または無効に設定が可能です。またいくつかのメールはカスタマイズができます。
例えば、生徒がサイトに登録したとき、特定のコースに登録したとき、またはコースを完了したときに、カスタマイズされたメッセージを生徒に送信できます。
メールは、日本語テキストのメールにカスタマイズして送ることが可能です。
モバイルアプリの作成
Thinkificでは、無料で活用できるモバイルアプリに加え、独自のホワイトラベルのモバイルアプリを作成してくれるオプションもあります。独自の ホワイトラベルのモバイル アプリの場合は、アプリ内でコースを販売することが可能なため、収益を増やすことができる一方、ユーザー側はアプリから簡単に追加コースを購入し、そのまま学習することが可能となり、利便性が高まります。
アプリは月額$199で作成が可能です。申し込みを行うと、Thinkificの専門チームが作成し、提供されます。定期的なメンテナンスやサポートもあるので安心。
ホワイトラベルアプリを使用することで、アプリ ストアの掲載情報も自社専用としてカスタマイズできるため、ユーザーはアプリを簡単に見つけダウンロードすることができます。
Thinkificの価格は?
Thinkificの価格は、無料プラン・Basicプラン、Startプラン、Growプラン、Expandプラン、Plusプランがあります。
無料プラン 1コースまで無料で作成可能
Basicプラン $49/月額(年払いの場合は$39/月×12カ月)
Startプラン $99/月額(年払いの場合は$79/月×12カ月)
Growプラン $199/月額(年払いの場合$149/月×12カ月)
Expandプラン $499/月額(年払いの場合は$374×12カ月)
Plusプランは大規模構築を希望する企業向けになります。Plusプランを検討されていましたら、お問い合わせフォームよりご連絡ください。
thinkificの魅力は何といっても取引手数料が発生しないことです。どれだけ生徒が増えても手数料は発生しません。また、無料プランでも取引手数料は発生しません。
どのプランを選べばいい?
「契約するプランはどれがいいのでしょうか?」これもよくいただくお問い合わせの1つです。
一番バランスがとれていて、人気のプランはGrowプランになります。
ただ、これはあくまでも平均的な話であって、重要なのは、「自分に必要なプランは何だろう?」という点だと思います。
そこで、プランを検討する上で、チェックするといいよっというポイントについてお話しします。
価格一覧表から、プランによって出来ない項目をみて、その機能が必要なのかどうか?を考えましょう。
例えば、
・サブスプリクション形の運営は行いたいですか?または、いくつかのコースをまとめたセット販売は行いたいですか?
・コミュニティページは必要ですか?
・プライベートコース、隠しコースの作成は必要ですか?
この中で1つでも絶対に必要!と思った方は、Startプラン以上を選択してください。
といった風になります。
こうやって、自分に必要な機能は何かな?という視点で見ていくと、必要なプランを導きだすことが出来ます。
・試験問題はランダムで表示させる様にしたい
・Thinkificのブランド表記をサイトから削除したい
上記2点の内1つでもあてはまった方はGrowプランをお申込みください。
Thinkificの良い点
Thinkificの良いなと感じる点は多数ありますが、私が2年間触ってきた中で感じた良い点をご紹介します。
1、コーディング知識がなくても感覚で作成することができる
この辺の感覚というのは人によっても違ってくる点ではありますが、(実際私の担当したお客様でもTeachableの方が管理画面のUIは良いとおっしゃってた方もいました)
今でこそ色々な海外SaaSを自ら触ったり、調べまくって分かる様になってきましたが(それでもコーディング知識はない為、毎回苦戦してます・・・)、以前は全く訳が分からない状況でした。英語も苦手ですし。
そんな私が、Thinkificに出会い、何を想ったか無料プランを申込み(当時、無料プランでは3コースまで作成できてました)オンラインコースをテスト的に作成してみたんです。
全くコーディング知識がなくても、感覚だけを頼りにして作成した結果、無事にサイトを構築することが出来ました。
その後、同じくパソコンが苦手だというお客様の構築のサポートも複数させていただきましたが、最初こそちょっと戸惑うものの、すぐにサポートは必要ない状況になり、ご自身でどんどんコースを作成していく様子をみて、やはり、Thinkificは、パソコンが苦手な方でも作成することが出来るプラットフォームなんだなと感じます。
2、取引手数料が発生しない、無制限でコースの作成が可能
やはり、取引手数料が発生しないのは魅力ですよね。(※クレジットカードの決済手数料はThinkific側の問題ではなく決済会社側の問題となりますので、そちらは発生します)
通常Proプランくらいから上のプランになった時に取引手数料は発生しませんといった形をとるサービスも多い中、Thinkificは無料プランでも取引手数料が発生しないのが何と言っても魅力ですよね。
また、動画も1ファイル2GBという制限はあるものの、無制限で作成出来るのも魅力の1つだと感じます。
ちなみに、Teachableも2GBまでです。
3.どんどん成長をしていて勢いのあるプラットフォーム
こちらは機能的な話ではありませんが、Thinkificは間違いなく伸びている会社の1つです。冒頭にも書きましたが、ここ1~2年で、海外のレビューサイトや、ブロガーの方たちがThinkificを絶賛する書き込みが多く書かれる様になっていると感じます。
日本でも2年前はほとんど情報皆無な状態でしたが、今では結構聞く様にもなってきていますし、解説記事も目にする様になってきました。
感覚値の話をしましたが、実際、2020年の夏に2200万ドルの投資を受けてます。改善のために、継続的に投資しているプラットフォームの1つと言えます。
Thinkificの良い点については、下記の記事でもまとめているのでご覧ください。
>>【超厳選】2021年オンラインスクールを作るためのおすすめの海外SaaS 6選
Thinkificの悪い点
では、今度はThinkificの悪い点について。
1、タイムゾーンがUTC基準になってしまっている
少しマニアックな情報なんですが、以外な落とし穴なのが、Thinkificは現在UTCでの時間設定となっているという点です。
UTCとは「協定世界時」のこと。世界の標準時として使っている時間のことです。
詳しくは下記のサイトが参考になるので良かったらご覧ください。
コースに視聴期限を設けたい、クーポンに使用期限を設けたいと思った時に、設定時刻通りの時間にはならないということになります。
この辺は是非改善して欲しい所の1つです。
2、修了証明書の作成が日本語だと使用できない
修了証明書の機能についても書きたい所なのですが、現在日本語で作成すると文字化けして使えないといったバグが存在します。
その為、機能の1つとしては積極的には入れてないのですが、非常に便利な機能ではあります。
具体的にどういったものかといえば、例えば、コースを全て視聴した方に終了証明書を発行するという前提条件を設定しておくと、その条件に達した生徒に対して、修了証明書が発行されるといった機能です。
資格制度を設けている際には非常に喜ばれる機能となります。
テンプレートが複数用意されており、ロゴやテキストは自由に変更が可能です。
ただ、先ほど記載した通り、現在、日本語を活用してしまうと文字化けが起こります。
全て英語ならもちろん問題ありませんが。
この辺も、是非改善して欲しい所の1つです。
Thinkificって日本で使えるの?
結論から言うと…使えます!!!
しかも、日本語化するのも言語設定を変更するだけなので非常に楽です。1秒でポンっと変更することができます。
ただ、いくつか不便な所、注意して欲しい所があるので、まとめて解説していきます。
1.管理画面は日本語化はできない
ユーザーが見る画面は日本語化が可能です。しかし、管理画面は日本語化は用意されていないため、英語です。
英語が苦手な方は、chromeで開き、日本語翻訳機能で翻訳してお使いいただければ、分かりやすいかと思います。
ただ翻訳に注意が必要です。
日本語翻訳されたままの状態で、テキストを打ち込もうとすると文字化けを起こします。
テキストを入力する際は、元の状態に戻してから入力する様にしてください。
2.姓名が逆転する
海外SaaSにあるあるの話なのですが、海外では
名→姓
が一般的ですよね。その為、システムは名、姓の順番で作られているんです。
ただ、日本は
姓→名
の順番なので、ちょっとした違和感を感じるかと思います。
通知メールの姓名逆転はカスタマイズが出来るので、コードを読むことが出来ない方でも修正できますが、下記箇所についてはコードを変更する必要があります。
・ユーザーダッシュボードの名前表記
・ユーザー登録時の名前表記
・トップページ右側の名前表記
修正をご希望の方は、Thinkificの公式パートナーであるSaaS部がサポートを行いますので、お問合せください。
その他一部、テキストがちょっとおかしいなと思う所もあるかもしれませんが、運営上特に問題なく、日本でも充分ご利用いただけます。
まとめ:Thinkificはコーディング知識なくても始められます
今回Thinkificについて、徹底的に調査した結果をご紹介しましたが、いかがでしょうか?
Thinkificは海外では教育機関からも非常に人気があります。
簡単で感覚的に使うことができるオンラインコースのプラットフォームです。
機能の所でも解説した通り、生徒に体験させる機能が揃っていますし、また今回はご紹介できませんでしたが、管理画面側から生徒の学習状況の進捗確認や、課題提出の状況なども把握することができます。
また、足りない機能があった場合はアプリを通してサードバーティと統合することで機能を拡充させることも可能です。
個人クリエーターから、大規模企業まで活用できる所以はそういった所にあります。
SaaS部特典
有料機能を30日間無料でお試しいただけます。※登録時にクレジットカード情報の入力が必要です。