Thinkific App Storeって何?
オンラインコースを立ち上げたばかりの時は、Thinkificの基本機能でも充分満足していたのに、段々と使っていく内に、「もっとこんな機能があったらいいな」と思うことも出てくると思います。
そんな時、高価な開発リソースにお金を支払ったり、複雑なツールを実装したりする必要が以前はありましたが、現在Thinkificは、専門的な知識がなくても、ボタンをクリックするだけで、Thinkificサイトの機能を拡張することができます。
実際にどう拡張させるのか?それは、「サードパーティが提供するアプリと自身が所有するThinkificのサイトを統合する」これだけです。
機能を拡張させるのに高い金額をかける必要はもうありません。
アプリによって金額は違いますが、無料で使えるものから、高いアプリでも月額$100くらいの使用料を払えば、あっという間に希望通りの機能を実装させることが出来ます。
Thinkific App Storeは、Thinkificと簡単に統合が出来るアプリのみがまとめて置いてある場所です。
ここのページを閲覧すれば、どんなアプリがあるのかが一目で分かります。また、Thinkificにログインした状態であれば、インストールボタンをクリックするだけで、Thinkifcと簡単に統合させることも出来ます。
私が、Thinkificを色々レビューする様になった約3年前くらいでは、アプリではなくAPIによる統合でした。その為、ある程度の知識がないと統合するのに苦戦する状況でしたが、2021年の現時点では、Thinkific App Storeには40個ものアプリが登録されており、専門的な知識がなくても、簡単に統合が出来る様になりました。
現在Thinkificはとても勢いのあるオンラインコース作成の為のプラットフォームです。今後益々、Thinkificと直接統合出来るアプリは増えるんじゃないかなと期待します。
Basicプランでは使えないアプリをご紹介
基本、Thinkificの「Basicプラン」を契約していれば、Thinkific App Storeにあるアプリは使えますが、一部Thinkificの契約プランによって使えるもの、使えないものがあります。
そんなBasicプランでは統合することができないアプリをご紹介します。
注意ポイント
アプリは有料プランの契約が最低条件になるため、無料プランの方は使えません。アプリを活用したい時は、有料プランに切り替える必要があります。
■Proプラン以上で使えるアプリ
・ZOOM(オンラインミーティング)
■Pro+Growthプランで使えるアプリ
・ActiveCampaign(メールの自動化)
■Plusプランで使えるアプリ
・Accredible(デジタル証明書)
・Salesforce(CRM)
その他のアプリは、Basicプランにご契約の方は全て統合することが可能です。
【保存版】日本でも利用可能!10個の便利なアプリ2021
現在(2021年9月時点)は、Thinkific App Storeに40個のアプリがあります。どれも魅力的なアプリですが、例えば日本で使うのに、日本語対応されていないと、実用的ではないですよね。
そこで、日本語で活用できるアプリの中からおすすめなアプリをご紹介していきます。
Accredible(デジタル証明書)
価格:無料プランあり
Thinkificには基本機能として、コースを終えた生徒に対して、自動的にコース修了証明書を送る機能が用意されています。
ただし、現在日本語で作成しようとすると、文字化けを起こしてしまう為、使用することができません。
詳しくは【正直レビュー】急成長・海外サイトの評価上位!Thinkificを徹底的に調査2021をご覧ください。
そこで活用出来るのがAccredibleです。日本語にも対応、証明書のテンプレートもオリジナルで作成したり、テンプレートをカスタマイズすることも可能です。
注意ポイント
Thinkific Plusのプランにご契約の方のみ統合可能です。
ActiveCampaign(メールの自動化)
価格:月額$15~
14日間の無料トライアルあり
Thinkificにも基本的なメール機能はあり、ユーザーがサインアップした際や、コースを購入した時、コースを修了した時に通知メールを送ることができます。
しかし、例えば、無料コースの登録はしているけど、有料のコースは購入していない方に有料コースを購入してもらう為のメールを自動配信したい、サブスプリクションで契約が自動更新される数日前に対象者に自動でメールを配信したい、など生徒のアクションに応じたメールを自動で配信したい、といった希望を抱いたとしたら、Thinkificの通知メールだけでは実現は難しくなります。
そこで、活用するのがActiveCampaignです。
ActiveCampaignを活用することで、生徒のアクションに基づいてパーソナライズされた電子メールを送ることが出来るようになります。また、メールはテンプレートが用意されているため、デザイン性のあるメールを簡単に送ることができます。
ActiveCampaignは海外でも非常に人気が高く、私自身何度もサポートを利用しましたが、毎回きちんと対応してくれます。
管理画面は日本語対応はしていませんが、送付するメールは日本語化が可能です。
DropInBlog(ブログ)
価格:$19~
14日間の無料トライアルあり
Thinkificには、ブログ機能がありません。オンラインコースはThinkificで、オウンドメディアはWordPressで構築でもいいけど、同じドメインで一元化したいなという時に、Thinkificにブログ機能を追加出来るのが、DropInBlogです。
SEOにも対応しており、セキュリティも安心。
テンプレートはCSSでカスタマイズすることも可能です!エディターは基本的な機能なので、色々な装飾をしたいなという時には、自分でCSS等で作成するしかなく、その辺は物足りなさを感じる方もいるかと思います。
でも、私が一番押すポイントは、サポートが神対応であること!チャットを使って、いつでも丁寧に対応してもらえるし、分からないことや、難しいことは、サポートの人が実際に作業をしてくれることもあります!
サポートが丁寧だと安心して使えますね。
eWebinar(ウェビナー)
価格:$49~
14日間の無料トライアルあり
講座の受講を受け付ける時に、何の説明もしなくても、Webサイトや資料だけを確認して申込む方もいますが、一般的には無料説明会や、無料体験会を設けて1度実際に来てもらって、肌で感じ、疑問を解消して安心して申込みを行うという方が多いと思います。
実際に無料説明会や体験会を行う場所がある場合は、そこに足を運んでもらうことは出来ますが、オンラインでは難しいですよね。
そこで、ZOOMなどを使って、オンラインで説明会を開くということが考えられますが、ユーザーとのスケジュール調整も必要となるし、その度に毎回開くのは大変です。スケジュールが合わなかった場合に、せっかくの販売機会を逃してしまうことにもなります。
そこで、eWbinarの出番。eWebinarを活用することで、予め収録した動画をくり返し放送される様にスケジュール設定ができます。
例えば、30分の説明会動画を5分インターバルごとに設定しておく。そうすると24時間ずっとオンライン無料説明会を開催することが可能になるということです。
忙しいユーザーにとっても、いちいちスケジュールを合わせる必要がなくなり、自分の好きな時間で説明会に参加することが可能となる、提供者側も、1度動画を作成してしまえば、後は自分が参加しなくても、寝てる間でも勝手にセールスしてくれるという、双方にとって非常にメリットがあると思います。
説明会参加は、チャットが使えるので、チャットを通して質問のやり取りを行うことも可能ですし、質問を一旦受けつけて、後でE-mailで回答する様にすることも出来ます。
コースを販売する為に、非常に効果の高いアプリの1つと言えるのではないでしょうか。
Facebook Pixel(広告追跡)
価格:無料
講座を作成したら、広告も検討しますよね。広告先として、facebookを選択する場合もあると思います。
その際に気になるのが、コンバージョン。Facebook Pixelをインストールしておけば、Facebook広告のコンバージョンを追跡することが可能となります。またデータを確認しながら、どの広告が一番反響が高かったのか?など、広告の最適化が可能となります。
GoogleAnalytics(分析追跡)
価格:無料
GoogleAnalyticsを活用することで、Googleのレポートおよび分析ツールを利用して、顧客の行動を確認し、貴重な情報を得ることができる様になります。
GoogleAnalyticsをThinkificにインストールし、Tracking IDを貼り付けるだけで、ThinkificのサイトはGoogleAnalyticsによって追跡される様になります。
Invoicebus(請求書)
価格:$29.95~
30日間の無料トライアルあり
Thinkificにも一般的な機能として、生徒は購入したコースの領収書を、自分のマイダッシュボードからいつでも印刷が可能となっています。
ただし、領収書のテンプレートはカスタマイズが出来ません。。
そこで、活用したいのが、Invoicebus。
InvoicebusはThinkificの注文に対して、請求書を自動的に生成し、顧客に電子メールで送信します。
請求書のカスタマイズも可能で、会社の詳細、ロゴ、色を使用する、HTML / CSSを使用して独自のテンプレートを設計するか、専門的に設計された多くのテンプレートの中から1つを選択して活用することも可能です。
自社のブランディングをきちんと行いたい、オリジナルのテンプレートで領収書を発行したい方には最適なアプリです。
注意ポイント
InvoicebusはStripe決済に紐づかれた請求書が発行されます。Thinkificでは決済にPayPalを選択することができますが、PayPalを決済に設定している場合は、Invoicebusは使用できません。
Poptin Popups & Forms(ポップアップ)
価格:無料~
無料プランに申込むオンラインコースで成功する人の共通点が、Webサイトが提案型のサイトになっていることが1つ挙げられます。
ただ、申込みを待つのではなく、どんどんセールスをかけていく。
その時に有効活用が出来るのが、ポップアップです。Webサイトを閲覧していると、ポコッと画面上に、お得な情報などが表示されることを経験したことありませんか?
まさにそれが、ポップアップです。
Poptin Popups & Formsを活用することで、あらゆるタイプのポップアップを作成する・スマートな埋め込みフォームを作成する・ウェブサイトの訪問者にクーポンとウェルカムメールを送信することが出来るようになります。
コーディング知識は必要なく、テンプレートも用意されているので、簡単にデザインを作成することが可能です。
Shopify(ECカート)
価格:無料(※Shopifyの利用料は別途かかります。)
世界で170万以上の事業者が利用するECプラットフォーム・ShopifyにもThinkificは統合が可能です。
Shopifyと統合出来るということは、オンライン講座とオンライン講座に関連する有形物商材を同時に販売することが可能になるということです。
統合することで、Thinkificで講座を作成したものはShopifyのコレクションに自動で登録されます。また、Shopifyで講座が購入された際には、Thinkificにも購入者ユーザー登録が自動でされるので、管理者側で煩わしい作業を行う必要がなくなります。
物販とオンライン講座が同時に行えるなんて夢の様ですよね。
Typeform Course Recommendation(フォーム作成)
価格:無料~
Thinkificには、お問い合わせフォームを作成する機能がありません。その為、自社のお問い合わせフォームにリンクさせる、GoogleFormを活用するといったことが考えられるのですが、Typeform Course Recommendationを活用することでお問い合わせフォームを作成することが可能になります。
また、その他パーソナライズされたインタラクティブなタイプフォームを作成して、コースに関する生徒のレビューやフィードバックを収集する他、クイズ形式にして、次におすすめするThinkificコースを自動的に推奨することも出来ます。
>>Typeform Course Recommendationを詳しく見る
■その他、日本語対応可能なアプリ
・Mailchimp(メールの自動化)
・Mixpanel(行動分析)
・Sumo(トラフィック)
・Zoom(オンラインミーティングツール)
・Typeform Course Reviews(レビュー)
30日間、Thinkificの有料プランを無料でお試しいただけます!
まとめ
Thinkific単体でも便利な機能が多数ありますが、今回ご紹介したアプリを活用することで、より理想通りのオンラインコース、オンラインスクールが構築できる様になるので、是非、利用してみてくださいね。